2月 9, 2012
震災から1年が経とうとしてますが。
主催してるinstagramユーザーグループのMustagramで311展をやるのでチマチマ準備をしているのだけど、今日本業で良くお願いしている制作会社の社長(同い年)と話す機会があって、それについてちょっと書こうかなと思う。
トピックは震災を契機に変わったか?というものだった。
彼は震災を契機に一生は一度と野心に火がついたんだそうだ。
曰く、そうではなく守りに入る向きと両極端になるんだそう。
えんぞうはどっちかというと後者・・・というか本職に於いて益々消極的になった。
それはえんぞうが経営者ではないからなのだが(笑)。
生業にしている広告業というのは難しくて、
それそのもののスキームなり仕組みなりを構築するのは得意中の得意なので愉しんで秒殺するんだが、
一方昨今の消費社会に於いてはそれを広告するのにコミットできる商材ってのが皆無に近いもので、
稀に明らかに世のため人のためになって売り手も買い手もハッピーになるなーと思ったら本気出す場合もあるのだが、
どー考えても何の役にも立たないし寧ろ害悪だろと思える場合もあるので正直疲れるんである。
それから広告に関して勘違いをしている広告主が非常に多い。
広告をすれば広告予算に見合った分のリターンがあると期待するのは大間違いである。
広告をしたって売れないし、広告しなければもっと売れないというのが正解なのである。
そりゃ数撃ちゃ広告が原因で爆発的に売れることもあるかも知れないが、それは数撃ちゃそういう事もあるだろってだけのことである。
それから広告先を間違える広告主が非常に多い。
マーケティングに掛ける費用を捻出できないもんだから、カンで行く。
カンならまだマシかもしれない。自分が売りたい先を広告先に設定するからだ。それって言ってみれば当たるも八卦当たらぬも八卦の世界なんである。
それから広告内容を丸投げする広告主が非常に多い。
自社製品なりサービスなりの良さ悪さ訴求ポイントは仮説ベースであっても持っているべきで、
それも含めて投げてくる広告主はハッキリ言うが商売をすべきでない。
そこまで要求するなら此方を社外取締役にでもして相応の対価を支払わねばなるまいとえんぞうは思うのである。
でまあそんなんばっかりだからこのところ広告そのものではなく、営業支援コンサルとかBPRコンサルみたいな方が面白くなってきた。
となるとこれというのは何気にMustagramやこのサイトで実践できてたりする事だったりして、
えんぞうは本質的に労働が嫌いなので本業にしてもこちらの活動にしても大して時間を割いてはいないのだが、
てかこっちの活動なんか一日2時間出来ればいいほうだから(笑)
そう、一日2時間のこっちの活動の方が面白いんだよなぁ。
だって写真撮ってありがとうって言われるし、写真展開いてありがとうって言われるし、寧ろこっちがありがとうですよ。
ありがとうの応酬があって初めてやりがいなんじゃないのかなぁ?
と思うと、
震災後の生き方は「ありがとう」に向かった気がするんですね。
311展の要項はざっくりこんな感じ。また告知しますです。
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