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日本最大の Instagram ( インスタグラム ) ユーザーコミュニティ代表の えんぞう が適当にiPhoneカメラアプリのレビューとかInstagramとか写真関連とかの与太話なんかをします。

【多分結構永久保存版】Instagramのマーケティング・企業活用・ビジネス活用について思ったことを書いておく。


Processed with VSCOcam with f2 preset

2015.03.20 update
・Instagram(インスタグラム)の規約変更・仕様変更に要注意!
を追加しました。

Instagram(インスタグラム)へのログインを要求するレベルでのAPIを使用するキャンペーンの実施には慎重になるべきだ
を追加しました。
プロのカメラマンやプロの写真家だからlikeが多くフォロワーも多い訳ではない
じゃあユーザーグループや有力アカウント同士のネットワークを活用すればいい、という話でもない
を追加しました。

・芸能人やタレントや読者モデルのInstagram(インスタグラム)アカウントはインフルエンサーではない
を追加しました。
・Instagram(インスタグラム)を一度やめたユーザーは戻ってこない
を追加しました。
・魅力的でないモノコトはInstagramでも売れない。
・運用代行サービスを使うなら、その担当者か企業のアカウントをまず見るべきである。
を追加しました。

欧米では最早珍しくも無いInstagram(インスタグラム)の企業活用だが、
15年以降日本でも本格的にこの動きが活発化する気がしている。

instagramersJapan(IGersJP)を主催して5年間運営してきた立場からすると、

※instagramersJapan(IGersJP)はFacebookやInstagram(インスタグラム)とは資本関係にも提携関係にも無く独立した任意団体で、Instagram(インスタグラム)がFacebookに買収される以前の2011年5月から存在している現存する日本最古で日本最大のユーザーグループである。

それはとても歓迎すべきことだしすごく嬉しく思っている。
Instagram(インスタグラム)ユーザーが増えれば友達も増えるしみんなで遊ぶ規模もでかくなるし最高だと思っている。

一方で、
Instagram(インスタグラム)を5年間使い倒して楽しんできた1ユーザーとして、
また同時に、
個人としてセールスプロモーションを十数年(特にネットに関わってからは10年以上になる)以上仕事として来た経験から、
色々と思うところも多いのだ。

本稿自体は前から書き溜めていたのだが、
公開すること自体をしばらく迷っていた。

しかし、
ネット上に落ちている表面的な分析や大企業の成功事例だけを鵜呑みにして企業がInstagram活用を行うのは、
ハッキリ言って危険
だと思う部分も大きい。
増して、
Instagramの運営代行サービスの類に無防備なまま発注する事など言語道断だと思うのだ。

そういう意味では、
恐らく本稿はInstagram(インスタグラム)の企業活用という文脈では、
書き手の中で最もInstagram歴が長く、フォロワーが多く、
最も企業活用をしてきた書き手が記述した指南書という位置付けになると思う。

・・・因みに、
書き手のアカウントはこちら
https://instagram.com/instagramenzo/

書き手が管理するユーザーグループのアカウントはこちら
https://instagram.com/igersjp/

尚、
本稿は企業や事業主のInstagram(インスタグラム)活用を推奨するわけでも否定するわけでもない。
またInstagram(インスタグラム)活用が効果的であるとも効果的でないとも言っていない。
淡々とこれまでの経験から得た知見を共有する目的で公開している。

目次

魅力的でないモノコトはInstagramでも売れない

ものすごく当然の事だが、この業界に10年以上居るとイタイ認識に出会う事がある。
プロモーションは、魅力的でないモノやコトを魅力的に見せる魔法ではない。
勿論そういう側面も無いわけではないが、
仮にそれが一時的に成功したとしても、嘘はのちのちバレるし、失った信頼は二度と戻らない。

以前本業でGMSの企画責任者に、
「うちのテナントはハッキリ言って魅力がないところの集まりだから、少しでも良く見せるのが広告の役割でしょう?」
と言われたことがあるのだが、
それは根本的且つ完全に間違っている。
当然その仕事は降りた。

一時twitterやfacebookが銀の矢のようにもてはやされた事があったが、各位も記憶に新しいのではないだろうか。
数年経った今、「ソーシャル」というバズワードはどこに行ったのか、誰かご存知だろうか?

Instagramも然りである。
まず一度冷静になって、本当に必要な施策なのかどうかを慎重に見極めてから取組む事が重要である。

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Instagram(インスタグラム)は写真版twitterではない

まず、Instagram(インスタグラム)はよくSNSだと言われているけども、それは半分正しいが半分間違っている。
Instagram(インスタグラム)のもう半分はユーザーという作家のwebギャラリーである。
写真版twitterと呼ばれた時期もあるが、
例えば、
余程有名人でもない限り1,000人以上フォロワーを擁するユーザーの中で、
美味しいラーメン屋でラーメンを食っている写真をInstagram(インスタグラム)に投稿して「ラーメンなう」とする人はまずいない
あくまでもInstagram(インスタグラム)は自分の「写真作品」を投稿する場所なので、クオリティを損なう写真を進んで投稿するユーザーは少ないよ、という話である。
影響力の強いユーザー程自分のフィードに愛着もプライドもあるし、中途半端な「作品」を投稿しない。
また、リツイートの機構がないので拡散力はハッキリ言って低い。

誤解がないように言っておくと、
Instagram(インスタグラム)のユーザー全体からみれば、twitterだったり日記代わりに使っているユーザーの方が多いと思う。
だがそうしたユーザーでフォロワーが1000人以上居る層を余り見かけたことが無いのも事実である。

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Instagram(インスタグラム)はfacebookやLineやmixiではない

Instagram(インスタグラム)はtwitterのようにフォローしたりされたりできるし、コメントも出来る。
だがInstagram(インスタグラム)上でユーザーにとって価値があるのは、
「自分がフォローしている人は少ないが、自分はものすごく沢山の人にフォローされている」
というかっこよさである。

だから、
いくら面白く仲の良い友人であっても、
写真がいまいちなユーザーをフォローすることは、有力ユーザーにとってはリスクにあたる。
このため、アカウントを2つつくり、on用とoff用で使い分けているインフルエンサーもいる。

また、Instagram(インスタグラム)はスパム抑制のために、ライクやコメント出来る数に制限を設けている
なので全員のコメントに返信しようとしても、制限に達してしまう事がままある。
つまりSNSとしては構造上不完全だという事である。

そういうヒエラルキーだったり、アーキテクチャだったり、ゲーム要素がInstagram(インスタグラム)では強く働く。

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Instagram(インスタグラム)はブログではない

勿論ブログ的に使うことも出来る。そうしているユーザも多い。
Instagram(インスタグラム)同様にブログにもいいねボタンが付いているので、「良かったら拍手してね」的エントリーは良く見かける。
だが、
Instagram(インスタグラム)の場合コメントの内容ではなく写真の質がいいねに圧倒的に関わるので、どんなに面白い記事を書いても写真が評価されなければいいねもコメントも付かない。

だから、
企業がInstagramを活用するという文脈であっても、
第一に写真としてウケるかどうか
が重要なのであって、
一担当にスマホで適当に撮らせた写真を投稿させても意味がぜんぜん無いし、
寧ろ御社のブランドを毀損する結果になりかねない。

また、Instagram(インスタグラム)はリブログできないしトラックバックもできない。
コメントやライクを付けても通知画面に限りがあるので一瞬で流れてしまい、ログを把握することは難しい。

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プロのカメラマンやプロの写真家だからlikeが多くフォロワーも多い訳ではない

これも大変に誤解が多い大切な事なので2度言っておくが、

写真が上手いからlikeやフォロワーが多いのではない。

もう一度。

写真が上手いからlikeやフォロワーが多いのではない。

これは非常に重要な概念である。

余程知名度のある著名人か大企業かほんとうに写真の才能がある人でも無い限りは、
プロもアマも素人も単に写真を投稿しているだけではフォロワー数にせよLike数にせよ大して差は出ない。

「閲覧されるテクニック」「ユーザーに気に入られるテクニック」等のマーケティングの技術が必要なのだ。

極端に言えば写真の品質はマーケティングの技術より重要ではない。
InstagramとEyeEm双方に同じ写真を投稿するユーザーも多いが、
Instagramでフォロワーが1万人居るからといって、EyeEmでもフォロワーが1万人居るかといえば、ほとんどの場合そうではない。
寧ろそうだとしたら、そのユーザーは色々な意味で優れている。

実はえんぞうの場合、
写真の質がフォロワー数やlike数に影響を受けないということを立証するべく、
EyeEmでは(自分の作品として世に出るので多少品質はアレしてるけど)、ただひたすら「木」を投稿して、どれだけフォロワーを獲得できるか、という実験を1年程やっていたことがある。

これがその結果だ。
https://www.eyeem.com/u/enzo
これはとある場所の木を春夏秋冬朝夕のセットで1セッション1時間以内で30枚位撮影して加工し、1年分投稿しただけだ。

つまり撮影には1年間で半日くらいしか使っていないし、
加工も1枚あたり5分以内で済ませているので、
作品制作に関してだけ言えば延べ2日くらいしか稼働していないのである。

で、フォロワー2万を超えている。
フォロワーを買う等の不正は一切やっていない。
いくら時間を掛けていい写真を撮ろうが、加工しようが、マーケティングの技術の前には無力なのだ。

Instagramでも同様に、likeやフォロワーを獲得し、影響力を持つという事は、そういう技術に拠るところが大きいのである。

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Instagram(インスタグラム)のいいねやコメントやフォローは日本国内だけで起きていない

現在えんぞうのフォロワーは24.5kだが、多分日本人は10kにも満たないと思う。
ビジュアルコミュニケーションの領域なので、国を跨がないのがInstagram(インスタグラム)の良さであり、難しさなのだ。
instagramersJapan(IGersJP)の場合、ほぼ一切英語を用いない。これは、日本語圏のユーザーグループとして純粋培養したい為にそうしている。逆に言えば、純然たる日本のユーザーで、企画ごと等に関心のあるユーザーの母数はinstagramersJapan(IGersJP)のフォロワー数に相当すると言っても完全に間違えてはいない、ということである。

これは別に日本語圏ユーザーが13kしかいないと言っている訳ではない。
あくまでも、企画ごとやキャンペーン情報を自ら取得しに行き、参画する意志があるユーザーがそのくらいなんじゃないか、という見立てである。
因みに日本にもいくつかのユーザーグループやフィーチャーアカウントが存在しているが、最大のものでも6k位である。
つまりまだまだInstagram(インスタグラム)は日本では黎明期だ、と言っていいように思えるのだ(だからチャンスは無限大よねということでもある)。

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フォロワーが多い=影響力があるではない

上にも関係するが、フォロワーが多いから影響力があるかというとそうではない。
like数をフォロワー数で割ったほうが指標としては使える。また、コメントの数が多い方が影響力としては高い。
ただし、フォロワーもlikeもコメントも、ちょっと英語が読み書きできれば「買える」ので、日本語のコメントが多いかどうかで判断するといいと思う(もっと言うとフォロワーリストに鍵アカや投稿数がゼロのユーザーが多いユーザーの場合、「何か」やっている蓋然性が高い。また、経験的にではあるが、下限を20として、そのユーザーのフォロワー数の0.2%/day以上のフォロワー数増加は、「何か」やっているか、もしくはどこかでフィーチャーされている状態である場合が多いように思える。)。また、Instagram(インスタグラム)が定期的に選んでいるサジェストユーザーになったり、Instagram(インスタグラム)にフィーチャーされると、フォロワーが一気に5kから10kくらい増える仕様になっているので、影響力という観点からは少し慎重に見極めたほうが良い。

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Instagram(インスタグラム)のエンゲージメントは半端無く強く深い

だがInstagram(インスタグラム)を舐めては行けない。
これは黎明期から感じていたことだが、Instagram(インスタグラム)ユーザーの行動力や動員力は非常に強い。
面白い写真を撮るために、また、普段から仲良くしているユーザーに会いに、かなりの距離を越境する層も多い。
instagramersJapan(IGersJP)でも一度なにか募集を掛ければ一晩で100人以上が集まる(内容にもよるけど)。
ここだけの話、書籍を再販したら一晩でほとんど無くなってしまった程だ。
それほどInstagram(インスタグラム)は強い絆でネットワーク化されているといっていいだろうと思う。

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Instagram(インスタグラム)を一度やめたユーザーは戻ってこない

Instagramを長く続ければ続けるほどそのアカウントは「成長」するし「愛着」も湧くし、何より「影響力」を伴うようになるものだ。しかし愛憎相半ばするとは良く言ったもので、アカウントには寿命がある。
アカウント寿命という切り口は企業活用を鑑みる上でも非常に重要である。
なぜならInstagramは多くの人にとって永遠に続けられる媒体ではないからだ。

理由は非常に簡単である。
それは次第に「撮るものが無くなる」からである。
もしくは「撮れなくなる」からである。
もう一つは「人間関係の問題」である。

前者は分かりやすい。
傾向として1ヶ月でネタが尽きる。次に3ヶ月、半年、1年。
3年もてば余程の事がない限り辞めないだろう。

後者は環境の変化に拠るところが大きい。
例えばえんぞうの場合は家族で出掛けた際に妻をモデルに撮影をするという「型」で数年間投稿を続けているが、
現在妻は妊娠9ヶ月目に突入しており、今後同じ「型」の投稿は「もうできない」事が既に確定している。
他にも就職転職等で写真撮影の時間が担保できなくなり離脱するケースも多々見かける。

そして最後はSNSならではの問題で、「人間関係の問題」からアカウントを消去したり、鍵垢に変更するケースも一定の割合で生じている。

また、
Instagramというのは見る専でもない限り、写真を撮影し投稿することがユーザーたる所以であるから、いかにダウンロード数が多くとも、アクティブなユーザーという定義で見れば「写真を撮り続け投稿し続けている」人口という見方で判断するべきである。
そして、
やめた理由が「ネタ切れ」だったユーザーは、ネタが既にないのだから基本的に復活する事はないと思っていていい。
それについてリテンションの方策があるとすれば・・・残念ながら本質的な意味合いではない。
日本でInstagramを用いたブロガーポスト企画の様なプロモーションが一般的になれば、それ専用のアカウントが増えるかもしれないが、それは懸賞用アカウントと同じで何か価値があるものだとは思えない。
これが他のSNSと最も異なる部分で、ブログやサイトに最も近しい部分であり、
Instagram最大の弱点だと見ていいだろう。

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広告投稿や企業協賛企画が嫌いな人もいる

先に述べたようにInstagram(インスタグラム)のエンゲージメントは非常に屈強で、企業協賛コンペや投稿を生理的にものすごく嫌いな層の結束も非常に強い。だから商売の香りを漂わせるなら、一部のクラスタを敵に回す覚悟が必要だ。
Instagram(インスタグラム)には特定のハッシュタグの投稿をミュートする等の高度な機能がないので、当該投稿はフォローしている限り必ず目にする機構となっている。だから、あるキャンペーンが走るとフォロー先の参加状況によっては物凄い回数の当該投稿を目にする。そういう意味で反復訴求に効果はあるのだろうが、状況によっては当然うんざりされることもある。その点は予め投稿内容について検討してから実施したほうが良いと思う。
・・・とは言え、既に欧米ではInstagram(インスタグラム)には純広が掲載されているし、遠くない将来に日本でも導入されるのでは無いかと思う。無料サービスを利用する上でその機構がどこから収益を上げて自分がそれを利用できているのかについてはユーザーサイドも一定の理解が必要だとは個人的に思っている。
ことInstagramersJapan(IGersJP)での実施に際しては非常に難しく取り組みがいのある課題ではあるが、試行錯誤を繰り返して、より良い形を目指して行きたいと思っている(どうかご意見等遠慮無くお寄せいただけたらと思います)。

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Instagram(インスタグラム)のフォローリムーブはいろいろ重要

勿論コンペや広告投稿は強制ではないので参画ユーザーの意志で投稿しているのだから、広告投稿が嫌ならそいつをリムーブすればいいじゃないか、という見方もできる。
しかし、それもそう簡単ではない。
Instagram(インスタグラム)はリムーブの通知は無いが、フォローの通知はある。つまり、親しくしていたつもりの相手からフォローが外されていた、という事はよく起きうる。フォローし直した際の通知で発覚することもある。そしてそれが原因で揉めに揉める事もよくある。
一般的には特に身近な人間をフォローする場合、将来的にフォローを外して仲が悪くなること迄を覚悟した上でフォローが必要、若しくは一度フォローしたら絶対にリムーブしないという覚悟の上でフォローが必要、という構造の模様だ。
伝聞調に書いたのは、個人的にはそういう風には思っていないし扱ってもいないためである。
こと企業アカウントの運用に際しては、フォローを「外す」という事が何を意味するのかを慎重に考えて取り組むといいだろう。

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Instagram(インスタグラム)アカウントの運用は超絶高コストである

一般ユーザーがフォロワーを1000人獲得する方法は難しくない。
その条件は「いい写真を撮ること」と「コミュニケーションを取ること」の2つである。
基本的には企業がアカウントを運用する場合も同様の手順が必要となる。
だが、
余程知名度のある企業でも無い限り自社SNSガイドラインの範疇で「いい写真」「活発なコミュニケーション」を毎日毎日継続投稿管理することは難しいだろう。専任を一人付けていいくらいだ。
無名企業が自社製品のキャプチャを連投していれば効果的などころか寧ろ逆効果である。

それから、一定の知名度のある企業なら、当然相当数のフォロワーを擁していなければ明らかにかっこ悪い。
だが、Instagram(インスタグラム)はフォロワーを不正に買いでもしない限り、その企業のInstagram(インスタグラム)ユーザー層内での影響力や人気度が数値で示されてしまう。この事自体はリスクである。
上場企業であれば、世間体的に数万から数十万のフォロワーを擁して置きたいところだと思う。
しかし、例えばtwitterでは数万フォロワーを擁していても、GoogleAnalyticsでUUが数十万でも、Instagram(インスタグラム)ではフォロワー2,000人、ということは往々にして起きうる。
これは、国内に限ればInstagramがまだニッチな媒体であるということにも起因している。
もし、将来的にInstagramを積極的に活用していこうと思うなら、まずは企業アカウントを持つ「前」に、Instagram人口を増やす施策を売ったほうが賢明かもしれない。
因みに、一般人で普通に写真が撮れるユーザーが10kを獲得するには、例外を除いて1年程度掛かる。
それも結構真面目にやって、である。
企業として、どのくらいのフォロワーが欲しいのか、
また、
獲得に掛かる労力が避けるかどうか事前に判断をしておいたほうが良い。

さらに言えば、Instagram(インスタグラム)はものすごく強いエンゲージメントを持ってしまうが故に、ユーザーとの信頼関係維持に失敗は許されない。つまり炎上対策と対応がハンパ無く難しいという事である。ひとたび何か発生すればtwitterの様にメンションが飛んでくるだけでは済まない。永遠にコメント欄にネガティブなコメントが連ねられていくだけである。勿論コメントは削除できるが、火に油を注ぐだけである。ログを飛ばそうにも写真を大量に投稿する必要があるので、最早逃げ道は無いと思っていい。

よって企業がInstagram(インスタグラム)アカウントを持って運用するには、相当の覚悟と投資が必要だろうと思える。

じゃあどうすればいいんだよ、ということだけど、それについてはかなり具体的な解法を持っていて、
instagramersJapan(IGersJP)をこれまで大きな問題を起こさず成長させて来たのはテクニックでもある。

ここではひみつだけど。

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有力ユーザーはブロガーではない。写真家でありカメラマンである。そして彼等同士は仲もいい。

であれば、有力ユーザーをスポンサードすればいいじゃないか、という話もある。
それは商材によっては確かに効果的かもしれないから、活用してもいいのかも知れない。
ただし、
有力ユーザーに個別に案件を打診する際はそれなりの報酬を想定したほうが良い
なぜならば、
Instagram(インスタグラム)はグローバルな媒体だけに、外資はポンと大枚叩くし、お店が開ける程の製品群をサクっとフェデックスで送ってくる。
そうした動きは既に2年程度前からあった。
だから、
いわゆるブロガーポストの感覚で打診したところであっさり断られるだろうし、明らかに失礼な提示額は有力ユーザー間に一瞬で共有されてしまうだろう。最低でもカメラマンを1日拘束する程度(稼働として実際そのくらい必要なので)は必要だと思ったほうがいい。
いずれにせよ金額的に失礼な打診は絶対に控えるべきである。

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芸能人やタレントや読者モデルのInstagram(インスタグラム)アカウントはインフルエンサーではない

インプレッションという考え方だけで見れば芸能人やタレントや読者モデルのアカウントは確かに膨大なフォロワー数を擁しているだけに、一見重要そうに見えるかもしれない。
だが、一般的なInstagramユーザーは実のところ彼等をフォローしていない。
Insatgramは写真を通じたコミュニケーションを楽しむ媒体だから、別に芸能人やタレントや読者モデルの動向を追うためにInstagramを使っているわけではないからだ。
逆に言えば、芸能人やタレントや読者モデルのアカウントをフォローしているInstagramユーザーは、単に彼等のファンであるという蓋然性が高い。
分かりやすく例えると、B’zのファンはライブを見に東京ドームに来たというだけであり、別に東京ドームが好きだから来た訳ではない、ということである。そこを無視して東京ドームの動員数が何人でした、という数字だけを追うのはハッキリ言ってアホである。

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Instagram(インスタグラム)の規約変更・仕様変更に要注意!

Instagramは表向き激しい仕様変更は目下していないように見えるが、そこそこの頻度で調整を繰り返している。代表的なのは1アカウントが可能なlike数の上限やコメント数の上限である。
例えば企業アカウントがハッシュタグを用いたキャンペーンを実施した際に、全ての投稿にLikeをしたいと思っても、投稿数が10,000枚集まったとしたら、それに対して一気にlikeの処理はできないものと思ったほうが良い。

また、特にAPIを使用したキャンペーンASPのような仕組みを採用する場合には、その仕様変更には充分に配慮しておきたい。
実際にAPIへの制限や新規のAPIの取得要件等はこれまでにも何度も変更が繰り返されている。
可能であれば積極的なAPI活用の施策は避けたほうが良いだろう。手動で作品を集めてサイト等に展開したほうが安全だ。

それからFacebookでは頻繁に実施されているが「規約変更」にも注意が必要だ。
Instagramではまだないが、Facebookの規約変更で事業を縮小したりサービスを終了した企業もあるほどだ。
今後どのタイミングで商用利用に制約が出てくるかは予断を許さないものと認識していていいだろう。

そうしたリスクに備える意味でも、自社アカウントの構築については益々慎重になっておいていいと思う。

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Instagram(インスタグラム)へのログインを要求するレベルでのAPIを使用するキャンペーンの実施には慎重になるべきだ

Facebook等のいいね獲得キャンペーンのように、当該SNSのログイン画面を流用してキャンペーンサイト等にログインをして企画に参加するような機構がある。
Instagramでも同様に、InstagramのAPIを利用した様々なサービスが存在している。

ここで重要なのは、
InstagramAPIを利用したキャンペーンを実施する際に、御社または代理店・制作会社が取得する情報の内容である。

Instagramの場合は、ユーザーのフォロワー数などのユーザー情報はもとより、
そのユーザーが何にライクをしたりどんなコメントをしたのか、またされたのかや、位置情報に至るまで、
考えようによっては「センシティブな情報」まで取得出来てしまう点に注目しておきたい。

更に、
それをユーザーが望むかどうかを差し置いても、
「フォローやリムーブのコントロールもAPIで可能」
という点について警戒しておいていただきたい。

APIを用いたキャンペーンで、
御社のアカウントをユーザーに強制的にフォローさせる事も可能である。
確かにそれはフォロワーを増やす上では効果的かもしれない。

しかしそれは、
「知らないうちに誰かをフォローしたり、リムーブできる権限をユーザーから預かる」
ことを意味している。

そんな権限をユーザーから預かりたいだろうか?

ユーザーの操作ミスだったとしても、APIのせいだと騒がれたら、御社はどう対応できるのだろう。

ログインという行為は確かにマーケティング施策を実施する上では有効な施策かも知れないが、
ユーザーがセンシティブな情報を取得されていることを知らずに参画していたり、
御社がユーザーから不要な権限までをも預かっていることを知らずに運営している、
という「リスク」についてしっかりと認識しておくことが重要だ。

恐らく「広告目的」で「自分の個人情報に近い情報」を「それと知らずに取得蓄積されるかもしれない」という可能性を明示してキャンペーンを実施することなどは企業にとって有り得ないだろう。
そんなことを利用規約に明示してしまえば参加者数は激減するだろうからだ。

またそうした情報を御社が取得しないように開発元に依頼したとしても、
ほんとうにそうしたサービスになっているのかどうかをどのようして確認するのか、
また、仮に確認出来たからといって、
第三者からはどう認識されるのかについて事前に検討しておくべきだ。

・・・いくら検討したにせよこの事はリスク以外の何物でもない事は自明だろう。

御社がそうしたリスクに晒されることをえんぞうは望んでいない。

ユーザー情報を取得しない形でInstagramのAPIを利用したサービスを構築することは簡単なのだ。
わざわざユーザーにログインを要求するようなwebサービスを利用する必要はない。

また、ユーザーはInstagramへのログインを要求するサービスへの参加にはくれぐれも注意しておくべきだ。

運用代行サービスを使うなら、その担当者のアカウントをまず見るべきである。

自社アカウントの運用をプロに任せたほうが良いのか、ということで運用代行サービスを検討するかもしれない。
だが待って欲しい。

まず第一にInstagramの運用代行サービスというビジネスそのものが新し過ぎて実績自体が存在しない。
というかプロってなんだw

運用を代行して明らかに成功実績を持っている事例があるとすれば、
InstagramersJapan(IGersJP)というアカウントと、運用を代行した我々だけだと言っていい。

だからもし、
運用代行サービスを利用しようと思うなら、
その担当者か責任者か関係者のアカウントをよく見てみると良い。

えんぞうなら、
フォロワー数万人で毎日の投稿に常に1,000近いlikeが付くアカウントを育てた経験の無い人に、
自分のアカウントをとてもじゃないけど任せることは出来ない。

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じゃあユーザーグループや有力アカウント同士のネットワークを活用すればいい、という話でもない

InstagramersJapan(IGersJP)を筆頭に、日本にもいくつかのユーザーグループや作家グループがある。そうしたネットワークを活用すれば効率的ではないか、と言えば実際そうでもない。

これは非常に重要なポイントだが、そうしたユーザーグループが「エージェント業務・広告代理業務」についてのプロかどうかは未知数だ、ということである。だから安く発注できる・・・かも知れないが、孫請けとなるユーザーが散々な扱いを受けている事案を幾つか見てきた。元請けがどういう振舞をユーザーに対してしているのか発注側は知る由もないのだろうから・・・、悲惨な事案である。良かれと思って発注した企業がユーザーから糞味噌に思われるという残念な構図が既に存在しているのだ。
その意味で、案件を受託するユーザーの側も、発注側の経験値をしっかりと見極めてから受託することが重要だと思う。

また、企画が面白いかどうか、ユーザーに役に立つかどうか、そして何より、プロモーションとして成立するかどうかを見分ける能力も重要である。これがないばかりに、発注企業がInstagramをよく理解しないまま発注した企画を、プロモーションをよく理解していない元請けがそのまま実施して残念な結果に終わる事案を何件も見てきた。

こうした能力のミスマッチが齎した人為的な失敗の責任をInstagramに転嫁するのだけはカッコ悪いのでやめるべきだ。
妥当な成果地点を設けて正しく活用すれば、媒体を問わずプロモーションは成功するものだからだ。

そういう意味ではInstagramersJapan(IGersJP)に限って言えば何の心配も不要である。
えんぞうは本業が広告代理店勤務であり、直接的また間接的に関わる事案で年商数億の水準なので、Instagramを活用した企画立案を成功に導くのに充分な経験を持ってると思う。現に今まで(苦労したことはあるが)コケた事がない。
InstagramersJapan(IGersJP)への案件照会をひとつの選択肢として持っておいて頂くのも悪くは無いと思う。

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なるほどじゃあ今すぐにinstagramersJapan(IGersJP)を使おうじゃないか!という話でもない

であればinstagramersJapan(IGersJP)を活用すればいいよね、という話でもない。確かにinstagramersJapan(IGersJP)は広告媒体的にも使えるが、instagramersJapan(IGersJP)はあくまでもユーザーグループであり、ユーザーの遊び場である。だから、ユーザーが喜ばない企画は実施できない。実際に辞退することも多い。
また、そんなに頻繁に実施できるかというと、できない。
企画に飽きて貰っても困るので、必然的に枠数も限られる。

そして最大の課題は、
instagramersJapan(IGersJP)は任意団体なので売上を上げる必要性がないし、
えんぞう含め関係者は本業を持っているので、運営サイドが全然お金に困っていないのだ。
だから、
面白いと思ったことしかやらないでいいのである。

このため、ユーザー便益を無視した企画だと「いくら積まれても」やらない。
※逆に言えば面白い事案なら無料で受託する場合もある。

という訳で、
InstagramersJapan(IGersJP)は、
本当に意味のあることだけに専念して来れたという次第なのだ。
勿論、今後もそうしていく心積りである。

結局重要なのは、Instagramで企業がユーザーを活用して何かをするにあたっての企業側の意識の問題だと思う。

ユーザーが喜ぶ楽しい企画は、ユーザーにどこまで裁量を与えるか、もっと言えばユーザーをどこまで信頼するか、にかかっている。要は幸せ(笑顔)のシェアになっているかどうかだと思う。

例えば特定の店舗で煮玉子を無料にするから、その代わりに店舗とラーメンを撮影してInstagram(インスタグラム)に投稿してくれ、という案件だと実施は難しい。それではユーザーのクリエイティビティが活かせないし、エリアも限定されるし煮玉子はインセンティブとして機能しない。全然楽しくないのである。

実施できるギリギリのラインとして、
卵をテーマにしたコンペを開催して優秀作品には自慢のラーメンと煮玉子をセットでごちそうする、
理想的にはそれを10人前プレゼントするから、フォロワーと食べに来てね、というくらいのホッコリ感が重要である。

要は、大人が本気で遊べる公園を企業協賛で造営する、というのが肝なのである。

という訳で、
大人が本気で遊べる公園造営にご関心頂けた各位、
InstagramersJapan(IGersJP)へのご協賛を是非是非よろしくお願いします(爆笑)

あとご意見ご質問があればフォームからでもメールからでもお気軽にどうぞ。

えんぞうに問い合わせてみる。iPhone カメラアプリ オーガニゼイション

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