10月 22, 2015
できるだけたくさん、一流に触れておきなさい。と親父は言った。 #シカクイフォトアワーズ 開催によせて
10年ほど前に死に掛けた事がある。
幸いにも死なずにご覧の通りの活動ぶりなのだが、はっきり言って超絶に壮絶でしかも長期に渡るリハビリ期間を過ごした。
苦しんでいる折に、実父がえんぞうにこういった。
「ちょうど時間ができたのだから、できるだけたくさん、一流に触れておきなさい。」
例えば絵でも音楽でも映画でも文学でも、
歴史的に、だとか、世界中で、だとか尺度はともかく一流と呼ばれているものに接しなさい、ということだ。
結果的に気力が及ばずやれたことというのはそれまで意図して踏み込んでいなかったジャズを浴びるように聴いたくらいだったけど。
あれから10年以上経って、
広告人を生業としながら、何故か趣味の方で超大手広告代理店とご一緒させていただく好機に恵まれた。
具体的に企業名は書かないけど、
日本一の広告代理店、日本一インターネット事業で売上のある代理店、日本一インターネット広告事業で売上のある代理店、恐らく日本最大の制作会社等、聞けば誰でも知っているような企業に声を掛けて頂き、微力ではあるがプロジェクトの一部を担当させていただくことができた。
それも、やはり日本を代表いや、世界を代表するような企業の事案で、である。
つまり期せずして一流を体験しまくれた訳である。
なんやかんやで10年近く広告関係で飯を食ってきた訳だが、
彼らの仕事の量といい質といい、格が高いもとい、凄すぎて、これまで自分が仕事だと思ってやって来た事が子供の遊びの様に思えた。
産まれて初めて一流とはこうも次元が異なるものなのか、と実体験を伴って理解できたのだ。
普段我々が暮らす中で何気なく接する(時としてそれが広告であることすら気が付かない)広告とは、
それだけ露出するような広告となれば当然錚々たる出稿主の広告な訳で、作り手もやはり超一流であることが多く、
かねてから関心はあったのだが、なかなかその制作現場を見ることも叶わずいい歳になってしまったものだが、
いい歳になってしまってから、初めて親父が言った意味が良く理解できたのである。
そんなえんぞうの個人的な体験の中でも現状クライマックスと言って過言ではないプロジェクトが進行している。
今まさに。
#シカクイフォトアワーズ という。
詳細はInstagramersJapan(IGersJP)の説明に譲るが、
1万人の公募写真展が、キャットストリート沿いのCASA神宮前で開催されている。
25日(日)の夕方までだ。
CASA神宮前という名前すら知らなかったが、
ガキの頃から服を買いに通った、「あの」キャットストリート沿いの構造体が会場だ。
未だにこのことが夢なのか現実なのか実感を伴っては理解できていない。
だがこのように写真がある以上はどうも夢ではないらしい。
しかし、
この写真を見ると、やっぱり現実に起こっていることなのかどうなのか疑わしくなる。
Instagramで呼びかけた公募は投稿数10万枚に肉薄した。
その中から延べ人数1万人「以上」の作品が一挙に展示されている。
恐らく会場内の総フォロワー数は1,000万人近いか超えるか、というところだろう。
はっきりいって現時点でこれは地球上で最大のInstagram写真展の筈だ。
それはえんぞうにとって夢だった。
かねてからえんぞうは、
InstagramersJapan(IGersJP)という活動の中で揺るぎない評価軸を持っていて、
それは、
活動に於ける写真とは「共感」であるということと、
活動の行動指針は「感謝が動機」であること、
この2つに集約される。
Instagramは私物ではないから、
それを強制することはできないけれども、
そのユーザーグループとしてのInstagramersJapan(IGersJP)を預かる者として、
IGersJPについてはそれを徹底してきたし、そうしてもらってきた。
えんぞうにとってのInstagramとは共感と感謝なのだ。
そして、
「共感と感謝」についての一流がこの場所に実体化している。
是非皆さん、
会場にお越しいただいて、
一流を体験して頂きたいと思う。
この出来事がえんぞうの妄想や夢ではないことを、
当人に伝えてあげて下さい。
こちらの記事もどうぞ。:
- 震災から1年が経とうとしてますが。
- tokyoartsgallery ファーストコレクション展 に阿佐ヶ谷住宅作品出ます。
- 油断も隙もありゃしない。New Hipstamatic Cowboys & Aliens FreePak is Available Now!
- わかいとえんぞうがmacpepleに出場。
- というわけでカメラアプリレビューブログを始めることにしました。
ブログ書いた。: できるだけたくさん、一流に触れておきなさい。と親父は言った。 #シカクイフォトアワーズ 開催によせて - 10年ほど前に死に掛けた事がある。幸いにも死なずにご覧の通りの活動ぶりなのだ… https://t.co/7R7rChKYqd