10月 13, 2015
大阪最強展をやります。とフリーミアムモデルへのピボット
※写真は本文と全く関係ないけど息子もまもなく半年。ありがとうございます!
4月22日に息子が誕生して、怒涛の子育て(妻に比べたら屁みたいなもんだけど)に追われ、インスタグラムも最早育休というか引退でいいだろと万年引退宣言なのだが、というか実際もう最近投稿しているのは1年以上前に撮りためていたものなので実質的には写真なんぞ撮る暇なんか全くなかったものの、全然引退できてないというか寧ろ全然忙しくさせて頂いており、関係各位に大変感謝しております。ありがとうございます。昨日は東京大神宮にお参りに行ってきました。
6月に盟友(変態)のケンタ倉庫くんとネタから始めた最強展シリーズもどういうわけか大好評につき、札幌や福岡を巡回して、とうとう大阪でもやれることが決定した。東京があんまりにも予想以上の規模感で推移してしまったので、なんで大阪でやらないんだ、ぶっ殺す、と毎日のように脅迫状を頂いていたので、これで安心してまた子育てに戻れるというもの。
運営責任者も#ふさふさ部ことはるのおかんぴょうさんやわかめらさん、ソラキーソラユチさんらInstagramersJapan(IGersJP)黎明期から運営にも積極的に関わってくれている今や日本を代表する豪華陣営が挙手してくださり、恐らく、大爆発必至であろうかと思う。
取り急ぎは大阪枠として500人のみなさんに展示参加いただけるようにしてあるので、是非是非この機会に写真展示の楽しさや、Instagramの楽しさを体験頂けたらと思います。
もちろん参加費用は不要です。
InstagramersJapan(IGersJP)で全額負担します。
エントリーはこちらで受付中。
【大募集】史上最強のインスタグラム展 #IGersJP最強展大阪 いよいよやりまっせ!
<http://instagramers-japan.com/archives/13436>
んで、
引っかかるのはこの無料、とか全額負担ていうところでしょうかね。
何か気持ち悪いと。
いや実際気持ち悪いと思うし、何考えてんだという話ではある。
だから今日はそれについて少し話して置こうと思う。
元々InstagramersJapan(IGersJP)はmustagramという名前で共同展示会を主宰したことが起こりだ。
2011年震災直後にInstagramで出会った有志が呼びかけて、5月に三十数名が費用を持ち寄って、原宿のデザインフェスタギャラリーで東日本では初となるInstagram展示を行った。これが予想以上に好評を博し、現在に至る。
2012年には全国巡回展示を決行。
それも全額参加者が自腹で均等割をするようなモデルでの行脚となった。
が、後半に行くに従い違和感を覚えだした。
実際上、
運営関係者はかなりの持ち出しを強いる運営体系になっていたからだ。
収支の上ではトントンだったが、
実態としては関わる全員が相当な持ち出しをしていたはずだ。
自分ですら2014年末迄に3ケタ以上を余裕で負担をしていた訳なので・・・
要するにそれまでの活動というのは、
人の超絶な善意が前提だったのであって、
それでは長続きしないだろうなぁ、
と至極当たり前のことに気がついたのである。
それから、もう一つ疑念を持った。
それは「参加費を支払ってまで展示したいという理由が果たしてどこにあるのだろうか」というものだ。
逆に言えば、参加費を支払えば誰でも参加できる展示会に参加する価値って果たしてあるのだろうか、というものだ。
前者についてはまだ解決の余地があるのだが、というのも別に運営に関わってくださっている方々は何ら報酬を欲しがったりするような方々ではないからで、敢えて言えばそこに甘えている自分が嫌だったという話でもある。未だに給与報酬を出せるほどにはなってないし、そうするつもりも全然無くて、この活動はどこまで行っても趣味の範疇を出ない。
問題は後者だ。
ほんとうに価値があるものは、
お金では買えないものだったりするのだが、
それこそ数百名の展示物と会場費用を負担するのは、はっきり言って無理だった。
もちろん当時から協賛を募り実施するスキームが無かったわけではないのだが、そこに突入してしまうと、そもそもの持ち味だった「自分らが好きなようにやる」というInstagramersJapan(IGersJP)展示会の良さが損なわれる恐れがあり、結局そうはしなかった経緯がある。
こうした流れで、
2014年2月のInstagram公式上陸を機に、
出口戦略に切り替えるべく活動を大幅に縮小した。
が、
意外にもこの1年間、何かやってほしい、という要望を頂くことが日増しに増えてゆき、やはりInstagramersJapan(IGersJP)としての活動をしないわけにも行かなそうだな、と思った辺りで光明が差した。
そうか、フリーミアムモデルにピボットするなら、企業のユーザー活用を原資にすればいいじゃんよ、というものである。
当時InstagramersJapan(IGersJP)ほど強くネットワーク化できていて、ユーザーからの信頼も厚いゆるやかな組織体というのも他には無かったので、ユーザーと企業とのマッチング・キャスティングエージェントを一つの柱に据え、これを「さらなるオープン化」という15年の指針に据えて、企業様との取り組みを年初から本格的に開始した。
おかげさまで、
分不相応とも思えるそうそうたる企業様との素晴らしいお取り組みを、
びっくりするほどたくさん、やらせていただいてきた。
そして、
潤沢とはまだまだ言えないが、活動の原資を頂く事が出来たのである。
悲願である。
その結果として、
最強展をモデルケースに、Instagramユーザー向けの広範な出資源泉としての機能をInstagramersJapan(IGersJP)は持つこととなった。InstagramersJapan(IGersJP)の看板を背負ってこんなことをしたい、あんなことをしたい、というオーダーにどんどん応えられるようになったし、これから益々そうした投資活動に力を入れていくつもりだ。
最強展等の企画ごとについては、
一定のクオリティチェックをさせて頂く機構になっているので、
お金を払えば参加できる訳でも、挙手すれば絶対参加できる訳でもなく、
毎回かなりの方々が企画にご参加いただけない状況にある(断腸の思いである)。
こうして、
全方位的にクオリティが確保できる体制が整った、
という次第なのだ。
だから、
別に最強展が無料なのは怪しい訳ではなくて、
ちゃんと考えがあって狙ってやっていることなのだ。
Instagram(いずれInstagramに限らずにするつもりだが)のイベントに多くの方々に無料で参加して頂く。
運営責任者にも大きく裁量権限を持ってもらい、比較的大きな金額を自由に使って貰う。
こうしたユーザー発の企画にInstagramersJapan(IGersJP)は口をほぼ出さないが、カネは出す、というモデルに転換を果たした、というのがことの真相である。
だからみなさんには遠慮せずInstagramersJapan(IGersJP)の企画にどんどんご参加頂きたいと思う。
IGersJPはその見返りをみなさんに求めるような事は一切していない。
また、
もし何かやってみたいことがあるけれども、原資がない、という方々が居られれば遠慮無く企画を持ち込んで頂きたいと思う。
それがユーザーのためになり、主催者のためになり、IGersJPのためになり、Instagramの価値向上に繋がるなら全然出資する。
もっと言えば、
こうしたユーザー発の取り組みが盛り上がれば盛り上がるほど、
そこは企業にとっても魅力的な協賛先になるのであり、
InstagramersJapan(IGersJP)としてはみなさんが企画に参加頂いたり、企画を主管して頂く事自体が敢えて言えば見返りに相当するのである。
という訳で、
全然暇になりませんが残すところあと僅かな2015年も引き続きよろしこ。
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