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将来の夢の1つに本を出す、というのがあった。
この夢は阿佐ヶ谷住宅(完売,たまに版元で再販してくれる)で叶ったが、タイミングをほぼ同じくして2冊の出版に漕ぎ着ける事が出来た。
どちらも多くの方々のご協力があってこそ実現した、ほんとうに「夢」だと思っている。

今回再販しているのは、昨年1月に販売を開始したInstagramersFile。
無名作家のオムニバス写真集としては異例だと思うが初版1,000冊以上を売り切った。
勿論予備分というのがあって先日版元から回送頂いたので、そのうちプレゼントにでもしようかな～と思っていた。

んが、ある日Amazonを見ていたら中古価格の値段にびっくりした。

あーこれは有難いことだなぁ、
というのと同時に、
読んでくれる人がまだ居らっしゃるんだろうなと、
少し考えた挙句再販することとした。

この本にはいろんな意味で価値があると思う。

InstagramersJapan（IGersJP）は前身を含めてInstagramの登場から半年で発足した、
現存するユーザーグループとしては国内では最古参かつ最大のユーザーグループだ。
ほんとうにいろんなことをやってきたと思う。
自分を含めて日本全国のユーザーの努力とご好意で育ってきたと思う。
ただ、やはりいわゆるキャズムに突入したのも2013年の1年だったと思う。
だから、
これまでのいわば第一期の総括として何かを残しておこう、
と考えた末に世に送り出したのが本書だ。

その意味で、2014年はひとつ大きなターニングポイントとなった。

InstagramJapan公式アカウントの発足である。
ここからは第二期の始まりだと言ってほぼほぼいいだろう。
勿論古参ユーザーも沢山活躍されておられるが、圧倒的に新規ユーザーが増えたのだ。
InstagramersJapan（IGersJP）運営メンバーの顔ぶれも変わり、
現在は実質的にプロジェクト単位で動く流体のような組織になった。

こうした背景から、また、自分自身が当面は育児休暇に突入する上でも、
InstagramersJapan（IGersJP）はコンセプトそのものは変えないが、
2015年からは第二期としてのマネジメントを開始している。

それはさらなるオープン化である。

ひとつは権限移譲。

早速これまでに実施してこなかったオフラインイベントセクションを立ち上げ、
オーストラリア人ブロガーnotesofnomadsに主管して貰っている。
今後も新しいフィールドでInstagramersJapan（IGersJP）の活用希望があればセクションごと移譲していくつもりだ。

もうひとつは企業様との取り組みの強化だ。

これは収益が目的なのではなく、
InstagramersJapan（IGersJP）参画ユーザーの価値向上が目的だ。

いくつかの手法が考えられると思うが、
単にインプレッション施策だとか口コミマーケティング用途で活用しているのではない点に着目したい。

Instagramの面白いところは、ブログやtwitter等の他のSNSとは異なり、
1枚の写真作品として撮る側（投稿する側）が、
フォロワーに対して常に「作品」を提示するアーキテクチャになっているという点だ。
つまり、
投稿して恥ずかしくない作品を撮影する努力を伴う点が面白いのだ。
これがブログなら「この商品いいですよね」だけで良いのだが、
InstagramでそれをすればLikeは伸びないし、ヘタをすればフォロワーが減る。
だからこ参画ユーザーには一定の覚悟と、工夫が求められる訳だ。

これはプレースメントだろうが、イベント参加だろうが、コンペだろうが同様で、
企業様の価値を向上しつつ自分の価値も向上させなければならない、
というひとつの挑戦の形だと思っている。

そんなんで、
活動領域のレイヤーの次元を少し拡張したのだが、
InstagramersFileはその節目の象徴でもある。

もし良かったら一読されたし。
お求めは以下で。

instagramers-japanのオンラインストア
https://instagramers-japan.stores.jp/

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