11月 8, 2013
平澤最勝写真展 「細胞分裂」にて11月23日(土曜) 17:00~ 喋ります。
■11月23日(土曜)17:00~ 1,000yen/1D
「細胞の死滅」を解く契機のために写真家えんぞう氏とトークを行います。
とIMAonlineに出ている。
最勝さんと知り合ったのは12年前の事で、それもいわば当時元気だった渋谷のテクノシーンのコミュニティで、だった。最勝さんもえんぞうもDJを名乗っていた。大先輩で、凄く可愛がってもらったことをよく覚えている。
再開は10年後。それも写真で。
両者とも活動名義を変えてない。
詳細はあんま覚えていないけど当初最勝さんは森山大道のフォロワーだった。えんぞうもSpicaが欲しくてiPhoneに機種変したくらいだから、強い関心を持って眺めていた。Instagram以降真面目なカメラを一個買っておこうかと半年目に何を持ったらいいか相談をしたのが交流再開の契機だった。GRD3かGXRを推奨されてGRD3を購入した(笑)結局使いこなせなかったけどね。
最勝さんは真剣に写真に取り組んでいると思う。えんぞうとはほんとに対照的だと思う。
こういう表現をすると語弊が凄く伴うんだけども、最勝さんは写真がアイデンティティだから当然なのだろうと思う。
ただえんぞうの場合は写真だけがアイデンティティではないし、自分の取り組みがそもそも写真かどうかはあんまり重要ではなくて、フォーマットとして写真と呼ばれる分野だからそこで「無理なく」出来る範囲で「楽しんで」いるに過ぎない。だから取り組みですらない。だから最勝さんが写真にストイックであるということに一定の理解はできても、コミットまでは出来ないし、しようにも写真を仕事にしようともできようとも思ってないので、必然的に対照的にならざるを得ないのだろうと思う。
最勝さんは写真談義が好きなようだ。写真とは何か、写真家とは何か。えんぞうとはほんとに対照的だと思う。
ただえんぞう自身は写真とは何で写真家とは何かについては結構どうでも良くて、逆に、著名高名な写真家になった人がそういうのを定義してればいんじゃね?と思っているので、自分自身でこの事について話そうとは全く思わない。人の話を聞くのは好きな方だけど、それで議論をしようと思ったことがまずない。だから、何故写真を撮影するのかとか何故阿佐ヶ谷住宅を作品化したのか、についてほんとうに思っていることを誰かに話したことはこれまで一度もない。書類に書いたことはあるけど、敢えて公開しようとも思わない。聞かれても真面目に答えたことがない。
とはいえ基本視座として、写真はカメラがあれば誰でも撮れるし、その上で名乗りさえすれば誰しも写真家なのだから、それでいいんじゃね?というのが偽らざる見解ではある。
という流れで最勝さんの個展にゲストスピーカーとしてお呼ばれしたので非常にびっくりしている。
もっとびっくりしたのは、冒頭トークショーのタイトルである。
「細胞の死滅」を解く契機のために。
最勝さんには見抜かれていたのかなぁと思う訳である。
究極のところえんぞうのやっていることというのは、死体を如何に美しく撮るか、だからである。
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