9月 6, 2013
来週いよいよ阿佐ヶ谷住宅写真集が発売されますよ。
という訳で満を持して発売開始。目下は予約販売中。
980円という安さと500冊限定であるということと、今は言えないんだけどあれやこれやあるようなので、
ひょっとすると20日以降に大量に売れてしまう可能性があるので、もし多少でも関心があったら是非ご予約を。。。
色んな所で色々書いてるのでもうあんま書くことも無いんだけど、アートブックとしては上出来だと思ってる。
客観視してもよく工夫してあるし、しっかりデザインしてあんなーと思う。※デザインは嫁担当。
東京アートブックフェアにも出品していただくことになり、もしかすると11月にはパリに出品してもらえるかもしれない位、上々の出来である。
写真のうまさとか技術とか俺はよくわからないけど、ドイツのモバイルフォトコンペで1位になったから多分そのくらいは価値があるんだと思う。
帯にドーンとiPhoneographyとタイポしたら、
ほぼほぼ時を同じくしてiPhoneographyの命名者が看板サイトを下ろして自ら第一世代の終焉を宣言する潔さを目の当たりにしてしまい何とも複雑な思いで居る。
この阿佐ヶ谷住宅写真集を見てもらうと、向上しまくったiPhoneの描画性能にビビると思う。
そしてそれが藤原印刷のプロダクトとして高精細200線での出力とオフセット印刷に耐え、寧ろ活用されて、超絶美しい書籍になっている。
これは写真家の新納さんが指摘したように、iPhone自らiPhoneographyの終焉に向かって行った事を皮肉にも証明した書籍とも言えるかも知れない。
別にiPhoneographyが無くなったとか終わったとそういう話をしたいわけではなく(何故なら単にiOS配下で作品をアウトプットすればそれすなわちiPhonraographyなのだから)そうではなくMPAとノックスブロンソンが年に1~2回程度開催しているコンペがあって俺もエントリーしてて箸にも棒にもかからない掛からない体たらくではあるのだが(笑)、欧米に於けるそういうiOSに限定してゴリゴリやるクラスタはiPhonicArtとかなんか一定の距離感を保って今に至っていて、昨年のiPhoneographySnsの速攻閉鎖みたいなところを鑑みるに一枚岩じゃ無いんだろうな~とは思っていたので、何やらしょうがないのかも知れないしね、昨年の夏の時点でヨーロッパ方面ではiPhoneographyというムーブメント自体がIGに駆逐されてもう無い的な話を聴いていたので、爆発的に普及したIGをベースに活動を開始したモバイルフォトグラフィのamptを筆頭にjuxt等iOSに拘泥せずモバイルフォトグラフィを志向する層が出現してきたことも第一世代の終焉を早めたかもしれない。
でも本質的な原因は、ブームじゃなくなったって話である。
IGもそうである。流行じゃなくなって、普及したんである。
それだけのことでは無いのかなあ。
自分はiPhoneが自分にとって最適なカメラであり補正加工の機構なので今後もiPhoneが主力機であり続けるだろうが、
最早iPhoneはれっきとしたカメラであり、iPhoneographyや、カメラは問わないけどiPhoneなりandroidで加工するなりしたそういうモバイルが絡む写真表現てのは、今後急速に確立していくんじゃないだろうかと思う。確立するというか、普通にフォトコンペでスマホ写真が受賞する時代が来るだろうという話である。国内だとちと光学機メーカーが多すぎるから厳しいかもだけど。国外だとこないだロンドンで開催してたコンペで最終選考まで残ってたし、そういう潮流になるんじゃないかと。
という訳で、3年目も終わりに近づいてやっと写真に興味が出てきました。
これからは少し写真を撮ってみようと思います。
こちらの記事もどうぞ。:
- iPhoneography - iPhoneOgraphersJAPAN 進捗~
- 7月3日のツイート
- ドイツのiphoneographyサイトでカメラアプリベスト10の記載があったよ。
- 7月1日のツイート
- 6月30日のツイート