5月 17, 2012
山谷の現状を知ろう。
盟友というか大先輩というか当サイトでの連載でもおなじみの新納翔氏が面白い試みを始めた。
現場は日本発クラウドファインディングサービスプラットフォームREADYFOR。
各位クラウドファインディングをご存知だろうか?
あるプロジェクトに協賛者を募り、目標額等達成次第協賛が得られ、達成できなければ協賛が得られない、
というマネーの虎webクラウド版の様なサービスだ。
ここに寄せられたプロジェクト志願の内容はどれも社会起業的かつ野心的な試みでとても関心を抱く。
新納(敬称略)は作家として我が国有数のドヤである山谷を半ば文化人類学的に参与観察もとい参与撮影を続けている。
彼の作品を見れば一目瞭然だが、そこには敢えて言えば僕等日本国民の憲法が保障する文化的で最低限な生活の成れの果てがある。
彼はそこで実際に勤労を通じて接する。
しかしある日新納は現実を付きつけられる。
「この30センチが境界線なんだ!」
帳場を隔てた彼岸と此岸。
僕は壮絶を言葉でしか知らない。
底辺やどん底を言葉でしか知らない。
けれど青春時代を黄金町で過ごした僕にとって、新納の眼差しにどこか共通する想いがある。
ニンゲンが見えるのだろう。
新納は言う。
山谷を知ってほしい。
彼に力を貸してあげてくれないだろうか?
日雇い労働者の街、山谷の現状。写真集作成プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/nerorism
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