12月 8, 2011
えんぞうが日本3大iPhoneographerのひとりと敬愛してやまないARCHさんの本がアプリで出た。見せたくなる風景が撮れる本。
これはニュースである。
えんぞう的にはinstagram以前と以後でiPhoneographyの代が変わったんじゃないかと思ってたりする。
前者は既に別の活躍の場に移行してる感じがするんである。
後者は僭越ながら代表的な所でMustagramを筆頭にinstagramから派生した層である。
※ちなみにえんぞうはMustagramの主催だったりする。
実はえんぞうもinstagramより以前からiPhoneで写真はチマチマとではあるが撮影していた。
その頃とんでもねー作品ばかり量産して神のようなアプリ遣いをする輩が居るものだと死ぬほど熟読していたのが、ARCHさんのfavlifeだ。
ARCHさんはFlickerのiphoneographyJapanの主催でもある。イヤほんとにiPhoneography作品として手本のような作品ばかり発表されてる。
がしかし、
instagram移行、iPhoneographyは多様化した。
良い悪いは別としてiPhoneographyを突き詰めていくだけじゃなくて、カジュアルに楽しむコモディティ化が進んだ訳だ。
それにinstagramは特段作家性を追求して特をするSNSではない。
Likeが欲しいのであればウケる画像をこさえて投げればそれでLikeはつくしポピュラーにも入る。
もっと悪いことにプロフィールがおねーちゃんの写真でそれっぽい画像を投稿しまくってコメントにそれっぽく対応しているだけでお山の大将になれる仕組みである。
更にinstagramはポン出しでフィルターが掛かる。
撮るだけでそれっぽい画像が量産できるアプリも蔓延した。
カジュアルになったのである。
ともすると、iPhoneでもって加工をする動機というのが特段無くなる。
一方で、
いくらiPhone4Sのカメラがコンデジより優れている とはいえ、
主要カメラ誌に於いてiPhoneはカメラとして認識されていない(正確に言うと日本カメラとかシャッターマガジンはフォローしてると思える)し、
当然コンペにも応募できない(できるかもしれないが)。
その意味で露出も絞りもシャッタースピードも(認識でき)ないiPhoneはフォトコンの観点からしてカメラではない。
するってーとiPhoneをカメラとして使う動機というのも、同じく特段無くなるのである。
instagram以前は今となっては加工道=ハードコアであり、そうする方がマイノリティなのではないかと思う。
いや、別にそれがいいとか悪いとかではない。
そんなん楽しめばいいんだから本人がどうしたいかだけの問題である。
真のiPhoneographyの数少ない指南書があるとすれば、そのひとつが本書であるということだけだ。
こちらの記事もどうぞ。:
- 7月3日のツイート
- ドイツのiphoneographyサイトでカメラアプリベスト10の記載があったよ。
- iPhoneography - iPhoneOgraphersJAPAN 進捗~
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