11月 26, 2017
ネットワーク外部性の話。
知らぬ間に終了していたmeshtilesをよそにtadaaのコミュニティ機能(sns機能)が突如終了した。当面機能周りは使える模様。
ところで写真は儲からないと言われている。
これは情報としてとても非対称性がある言い回しだが、実際に4年裾野に来てみて実際にこれは生業としてどうこうみたいな業界ではないのだろうなと強く思った。
勿論例外もあるのだが、それは偏差値75以上の人が何人居るかなみたいな世界だと思う。
これはアプリ開発の分野でも同じに見える。
元々アプリ内で課金モデルが上手く回らない限りは余程の趣味かでかい資本の後ろ盾が無ければ事業として成り立たないアプリ開発の土壌で写真に限ってうまぁく立ち回っている極北というのがVSCOとHipstamaticの2強だと思うのだけど、そこに収斂しちゃった感じがある。
13年14年は停滞期と言って差し障りないと思う。
iOS8直前なので各社控えてるのもありそうだけど、写真系アプリも出揃った感がある中で、
今後はフォトシェア系サービスの淘汰が急速に進む気がする。
ネットワーク外部性というのは、特にSNSに顕著なんだけども、ユーザー数が増える程ユーザー数が増えるという性質の事。
特にグロースハックに注力したInstagramが大成功したのは有名な話。flickrに関して言えば確かにsns機能は付いてるけど、どちらかというとストレージ用途だったのでその筋では完璧に後塵を拝したのも記憶に新しいかと。
ただこれはmixiの凋落に顕著なように、恐らく過疎化についてもネットワーク外部性が働く様に思える。
(あれほどコミュニティと呼ばれる島が大量に存在していたのに何故急速に過疎ったのか未だに確固たる原因が見えて来ない部分も大きいのだが・・・あえて言うなればスマホで使いづらかったということなのかもしれないが)
主流のフォトシェア系サービスはいいね!やフォロワー数というゲーミフィケーション要件が敢えて言えば唯一のモチベーションでもあるので、この「いいね」や「フォロワー数」にも完璧にネットワーク外部性が働く為に、一定のヒエラルキーが出来上がると、ほとんどの場合その構造から脱却することは無いために、この機構もまもなく賞味期限を迎えるだろうと思える。
それを所与として今後の淘汰に備える上ではゲームからの脱却とリテンションが物凄く重要で、この方便としていまいまホットなコミュニティマネジメントという分野が患部をケアする潮流だ。
来年以降の動きも見逃せませんな~。
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